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合唱曲のラテン語翻訳
  • はじめに
  • Avē Maris Stella (アヴェー・マリス・ステッラ)
    • Ave Maris Stella 第1段落
    • Ave Maris Stella 第3段落
  • O quam gloriosum (オー・クァム・グローリオーズム)
    • O quam gloriosum 歌詞対訳
  • Simile est regnum (スィミレ・エストゥ・レーニュム)
    • Simile est regnum 第1段落
  • Stabat Mater (スターバトゥ・マーテル)
    • Stabat Mater 第1段落
  • Ubi Cāritās (ウビ・カーリタース)
    • Ubi Caritas 第1段落
  • O Salutaris Hostia (オー・サルーターリス・オスティア)
    • O Salutaris Hostia 第1段落
    • O Salutaris Hostia 第2段落
  • Memorare (メモラーレ)
    • Memorare 第1文
    • Memorare 第2文
    • Memorare 第3文
  • O nata lux (オー・ナータ・ルクス)
    • O nata lux 第1段落
    • O nata lux 第2段落
  • O filii et filiae (オー・フィーリイー・エトゥ・フィーリエー)
    • O filii et filiae 第1段落
    • O filii et filiae 第2段落
  • Benedicta sit sancta Trinitas
    • Benedicta sit sancta Trinitas 第1段落
    • Benedicta sit sancta Trinitas 第2段落
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  • Stābat māter dolōrōsa
  • iuxtā Crucem lacrimōsa,
  • dum pendēbat Fīlius.

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  1. Stabat Mater (スターバトゥ・マーテル)

Stabat Mater 第1段落

Stābat māter dolōrōsa

「スターバトゥ・マーテル・ドローローザ」と読みます。

  • stābatは第1変化動詞stō(立つ)の直説法・未完了過去・三人称・単数です。未完了過去には「〜していた」などという意味があるので、stābatは「立っていた」という意味です。

  • māterは第3変化名詞māter,-tris f.(母)の単数・主格です。「母は」という意味です。

  • dolōrōsaは第1変化形容詞dolōrōsus,-a,-um(悲しんでいる)の女性・単数・主格です。māterにかかります。

「悲しんでいる母は立っていた」とも「母は悲しみつつ立っていた」とも訳せます。

iuxtā Crucem lacrimōsa,

「ユクスター・クルチェム・ラクリモーザ」と読みます。

  • iuxtāは前置詞(〜のそばで)です。対格をとります。

  • Crucemは第3変化名詞crux,-cis f.(十字架)の単数・対格です。聖書などでは神に関係する単語は先頭が大文字になります。(このように先頭を大文字にすることで意味が変わる単語のことをcapitonymと呼びます。)

  • lacrimōsaは第1変化形容詞lacrimōsus,-a,-um(涙ぐんでいる、泣いている)の女性・単数・主格です。māterにかかります。

上と合わせた直訳は「悲しんでおり涙ぐんでいる母は十字架のそばに立っていた」ですが、dolōrōsaとlacrimōsaを副詞的に訳し「母は悲しみつつ立っていた 十字架の傍らで涙ぐみ」などと訳すのが良いでしょう。

dum pendēbat Fīlius.

「ドゥム・ペンデーバトゥ・フィーリウス」

  • dumは副詞(…する間、…する限り)です。

  • pendēbatはpendeō(ぶら下がる、磔にされる)の直説法・未完了過去・三人称・単数です。

  • Fīliusは第2変化名詞fīlius(息子)の単数・主格です。

「息子が磔にされていた間」と訳せます。

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最終更新 2 年前

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